来歴

高澤 俊作(たかざわ しゅんさく、1978年〈昭和53年〉1月2日)、作詞家、作曲家、脚本家、小説家。千葉県富津市出身。中島久雄、恵美子の長男として生まれる。父親は木更津東高等学校定時制を卒業後、郵便局員として働いた。野球が好きで、休日はバットを素振りするような父親だったが、息子は何の興味も示さなかった。若いうちに富士電機に転職し、母親の恵美子と結婚した。母は家庭関係が複雑で、出生を明らかにすることはなかった。しかし息子は、子供ながらに複雑な何かを感じ取っていた。母親は多くのドーナツ盤を持っていて、それを飽きることなく聴きながら育った。物心ついたころには、ドーナツ盤をあたりまえのように自分でかけていた。

保育園年長から小学生低学年の頃、エジソンの伝記を読んだことがきっかけで、電磁力学に興味を持ち、さまざまな実験や電子工作に明け暮れた。知り合いの電気屋から「おたくの息子さん好きそうだから」という理由で、下取りのパソコンをもらい受けた。マニュアルに載っていたものを打ち込んだだけだったが、初めてコンピューター音楽に触れた。新しいパソコンを買ってもらい、友達とプログラミングをしたり、ゲームを作ったりして遊んだ。6年生のときに、はじめて「ハマーチ」(浜名という名前の友人をモチーフにした曲)を作曲した。

中学校に入学し、友人にXを紹介され、世界が変わってしまったような衝撃を受けた。特にHIDEに憧れ、親にモッキンバードのエレキギターを買ってもらった。Xファンの同級生とともに、Destructionというバンドを結成した。はじめはXのコピーをして遊んでいたが、すぐに飽きてしまい、オリジナル曲を作曲することになった。オリジナル曲をレコーディングするためにメンバー全員で小遣いを出し合って、4トラックMTRを買った。作曲したオリジナル曲でデモテープを作り、学校内で配布した。

高校に入学してメンバーがバラバラになってしまい、シーケンサーQY20を使って「1ヵ月に6曲」を目標に宅録を始めた。その頃ブレイクしたMr.Childrenの音楽に感動し、自分も同じような曲を作りたいと願うようになった。それはエレキギターをアコースティックギターに持ち替えることになったきっかけだった。ホームセンター、ファミレスなどでアルバイトをしながら、宅録の機材を充実させた。

作品が評価されはじめ、作曲の依頼が来るようになった。楽曲提供、保育園の園歌、企業ビデオのBGM、店内音楽、イメージソングなどを手掛けた。気胸で入院したことをきっかけに、それまで買ってあったものの開かなかった管弦楽法の本を開き、管弦楽法を学び、いくつかの管弦楽曲を作曲した。弦より管を多く使う傾向があり、音楽関係者からは「吹奏楽っぽい」といわれた。

レディース専門のアパレル店に勤務しながら、シンガーソングライターとしてさまざまなステージに立った。

2003年6月1日 - それまでの作品から厳選した曲を収録したアルバム「Agree」を発表。FM NACK5で放送されていたオーディション番組「MUSIC CHALLENGER」でグランプリを獲得。「Agree」の収録曲を引っさげて、各所でライブを行う。「ラジオカロスサッポロ」スタジオ出演。電話出演。

2004年11月1日 - アルバム「Nothing is Real」を発表。同級生をサポートメンバーに迎え、四谷天窓.comfortでアコースティックライブ。

USENで放送されていた「野村義男のフレッシュミュージシャン」で7回連続優秀賞を獲得。野村義男や五十嵐公太が参加するライブの出演権を得た。

2008年1月1日 - アルバム「空蝉」を発表。各所でライブを行う。

2015年 - 1月25日 - 処女小説「十六夜」発表。

2016年11月1日 - 小説「百円玉の冒険」発表。

2020年4月1日 - 小説「立待月」発表。

2022年10月6日 - 初の脚本、主題歌作品となるTVドラマ「富津接続殺人事件」がチバテレにて放送開始。

人物

好きな作家は、夏目漱石、島崎藤村、横溝正史。

好きな色は赤。好きな食べ物は寿司とラーメン。

尊敬するミュージシャンは、THE BEATLES

趣味は居酒屋巡りと料理。

特に都内のさびれた居酒屋を好み、また店主と距離の近い会話を楽しめる場所を探し歩いている。

いちばん得意な料理は四川風麻婆豆腐で、13回のレシピ改訂を行っている。

竹岡式ラーメンにも造詣が深く、自作のものをイベント出店することもある。そのためのコンロや寸胴などはすべて自前で揃えている。

出演

テレビドラマ

・富津接続殺人事件(2022年10月6日 - 、全12話、チバテレ) - 高澤俊作 役

ラジオ

・一発屋のパワープレイ(2021年8月 - 2022年2月、かずさFM) - メインMC

フリーペーパー

・TokoTon KaZuSa 21号「すぽっとらいと」

外部リンク

高澤俊作 (@rainbackwriter) - Twitter

高澤俊作 オフィシャルブログ